投手陣の充実など期待されながら臨んだ
春季大会だったが、
結局ベスト4(3位)に終わった。
本大会を通じて言えることは、
良きにつけ悪しきにつけ、
平安らしからぬ試合が、
随所にみられたことだ。
まず1点目は、
僅差で勝ち上がってきた粘り強さである。
初戦を除いて3試合連続の1点差勝ちである。
かつて平安の試合で、これほどの接戦が続いた試合があっただろうか。
これは、選手達にとっては大きな自信に繋がる。
2点目は、伝統の堅い守備に綻びが出たことである。
外野での目測の誤りや正面の何でも無い内野ゴロのエラー
これが点に繋がって準決勝で敗退した。
守りのミスで敗退という試合は、これまであまりなかったことである。
3点目は、伝統の足を絡めた繋ぐ野球が徹底されなかったことだ。
準決勝では、小松の遠征試合のようにミート打法が徹底せず
凡フライの山を築いた。
夏の大会までに修正してもらいたいものだ。
4点目は、3位決定戦で、控選手中心のメンバーで臨んだ点である。
大会の序盤ならともかく、終盤での試みは例がないと思う。
正しく夏の大会を見据えたうえでの采配である。
川口監督の英断に拍手を送りたい。
5点目は、投手陣の充実である。
4人の投手陣と二刀流の鏡君の存在は、他チームにとっても
侮れない投手陣である。
相手チームや試合の日程等々によって、どのような投手起用を見せるか、
正しく監督の腕の見せ所である。
いずれにせよ、夏の大会に向けて修正するところは克服し、
万全の体制で臨んで欲しいものである。
必ずや甲子園の切符を手にして、昨年に続いて
京都に優勝旗を手に入れて欲しいものである。
更には、秋季大会も制覇し、近畿大会でも好成績を残し、
夏春連覇を達成してもらいたいものである。
今後の平安の活躍に期待したい。